彼氏に拉致られて向かった豊川稲荷。
お稲荷さんやレトロな甘味処、昭和の空気をまとった喫茶店の立ち並ぶ商店街の中、気になるお店を見つけました。
うまい!安い!落ちつく!酒屋がやっている立ち飲み屋。
●富岡屋酒店●
観光案内所の向かいにある酒屋さん。
『豊川稲荷でしか買えない酒』『しぼりたて入荷』と集客に力入れている他店と違い、暗く閉ざされた扉。
立ち飲みやってます、という貼り紙がなければスルーしてしまうやる気なさそうなちょっと入りづらい外観のお店です。
酒屋が経営しているだけあって、お酒の種類が豊富。
八海山や蓬莱泉といった有名処から、聞き慣れない名前の地酒まで9種類の日本酒がいただけます。
もっとも高い商品でも500円。
純米吟醸など単価が高い酒は115mlの小さいコップ、そうでないものは200mlで提供することで、1杯あたりの値段を抑えています。
お正月だからか『5円=ご縁』の入ったポチ袋のサービスまでありました。こういう心遣いがうれしいですね。
お酒だけではなくおつまみも豊富なお店でした。
駄菓子、缶詰、乾きもの、そしておでん。
注文が入ってコトコト煮込んだおでん鍋が開けられるたびに、ふわんとダシの香りが漂います。
黄金色に染まった大根とヤマサ製の練り物。
見るからに美味しそうなおでん種が、食欲を思いっきり刺激してきます。
他にもチャッカマンであぶってから食べるホタルイカの干物や、味噌を丸めて作った浜納豆など、酒飲みが喜びそうなつまみが勢ぞろい。
おいしいお酒と、それを引き立ててくれるおつまみ達が安価に楽しめる素敵な立ち飲み屋。
普段は夕方からの営業なので、お参り帰りに昼酒引っかけられるのは初詣客を見込めるこの時期、1月いっぱいだけ。
何飲んでも安くて、旨くて、落ちつく雰囲気のお店。
扉の外の喧騒が嘘みたいに静かで、ゆったりした時間が流れている酒飲み天国です♡
特にカメ熟成している泡盛がおいしかったです。
100mlで230円という破格な値段がたまりません。
ただ1つ問題なのは、帰りの電車で爆睡しちゃって終点まで連れて行かれるリスクがあるということでしょうか?
特に、JRで帰られる方。
気がついたら米原だった!という悲劇を避けるためにも、降りたい駅の到着時刻を調べてしっかりアラームかけてから電車へ乗ることをオススメします。
2人仲良く寝過ごして、新年そうそう名鉄岐阜の駅員さんに起こされる…….なんてハメになるのは、我々だけで十分ですから。
では、今日はこのあたりで。