少なくない高速料金とガソリン代を掛け、はるばる到着した鹿教湯温泉。
夕方・夜・朝と肌がふやけるほど温泉に浸ったのですが、他の旅館にも立ち寄ってみる事に。
<河鹿荘>
鹿教湯の中心から歩いて5分。
川と茂みに隠されたように立つ、小さな温泉宿です。
ものすごく視界が開けたお風呂です。
左目に映るは新緑、右目に映るは清流。
壁とかガラスとか不粋なものが何もない、解放感溢れる光景です。
川の向こうには道路があるのですが、お風呂よりもかなり高い位置にあるため、全く気になりません。
寝転がって望遠鏡覗くバカがいたら、話は別でしょうが。
特に気に入ったのが、浴室の隅にある小さな湯船。
源泉掛け流しでフレッシュな温泉を独り占めです。
ただ脱衣所が簡素なので(湯の横で男女関係なく着替えるタイプ)、つるやさんに比べると入りづらいかも。
先客がいなかったので、私はそのまま脱ぎ着しましたが……後から入ってきた人は、様々でした。
上の階にある内湯で着替え、タオル姿で降りてくる人。
下着を付けず浴衣一枚で風呂を巡る泊まり客。
そして、きわめつけは、内湯からそのまま来たのか、無防備な状態であらわれた外国人のカップル。
すぐ脱ぐのに、一旦服着て移動するのが面倒なのは分かりますが。
日本人ではありえないワイルドさにびっくりしてしまいました。