世界最小の旅客機、アイランダーに乗って粟国島まで。
美しい海を眺めながらの飛行を終えて、粟国空港へと到着します。
搭乗記はこちら。
飛行機着くんだしバスかタクシーくらいあるよね?と気楽に考えていた私を絶望が襲います。
コミュニティバスは予約制。
タクシーもない。
周りの人々がお迎えの車で去っていく中、一人市街地まで歩くことに。
人っ子ひとり通らない、畑の真ん中を通したような道をひたすら歩く私。
切ない心を癒してくれたのは、目つきの悪い黒猫さんでした。
30分ほど歩いて集落へ到着。
観光協会で電動自転車を借りたら、探検のはじまりです。
絶景のブランコとハブ型のすべり台。
そして素晴らしい海!
真っ白な砂とクリームソーダ色した海がひたすら広がっています。
まさに絶景、心が洗われるような風景ですね。
東の端から西の端へ、自転車をこいでふらふらと。
道路を占拠するヤギとか横目で見つつ、長く長く長い坂道を上り続けます。
中心部から20分ほどでしょうか?
向かい風に邪魔されながら目指した展望台は、どこまでも荒々しくワイルドな姿で旅人を迎え入れます。
故障しているのか、吹き付ける風の中微動だにしない風力発電機。
好き勝手に伸びしきる草むらの奥、崖の端には『危険!立ち入り禁止!』と書かれた看板が根元から折れて横たわっています。
『崖の上のポニョ』の絵が撮りたくて、おそるおそる崖から下をのぞき込む私。
※自己責任です。よい子はまねしないでね。※
白く険しい岩壁と、巨岩の散らばる海岸、そして荒れ狂う海!
飛沫がかかりそうなほど激しく砕ける波を眺めていると頭がクラクラしてきます。
実は粟国島、知る人ぞ知るダイビングスポット。
マグロやギンガメアジの大群など、大物と遭遇できる場所として有名なんです。
ただし最低でも100本以上の経験がないと断られる、初心者お断りのスポット。
レギュレーターの水漏れ、BCの故障etcビギナーでありながら洒落にならない思いをしてきた私。
潜水経験を誇りながら、ヘッタクソな泳ぎしてる人達を目の当たりにしていた事もあって、潜った回数で初心者/上級者決めたりするのは懐疑的だったのですが……この厳しい流れ。
本能的に『ここに潜るのはまだ早い』と直感したのでした。
※レギュレーター:ダイビング中の空気を供給する機械。
BC:ダイブ中の水深をコントロールする装置。
どちらも、壊れる事によるパニックで重傷/死亡事故あり※
『飛行機が飛ばない!?祈るように過ごす粟国島観光』編へつづきます(`・ω・´)
では、今日はこのあたりで。